571: 名無しさん@HOME 2009/10/05(月) 20:56:33
はっちゃけか、逆はっちゃけか?
亡父の弟、私の叔父の話。 

長男の父より13才年下の叔父は5人兄弟の中では戦後生まれの末っ子で 
大学まで出してもらい、祖父母には盛大に甘やかされて育った。 
「お調子者で軽い」が、これも13しか違わない姪の私の幼少からの印象で 
金遣いも荒くて借金が絶えず、祖母は家業が傾くほど援助していた。 
父実家はか事で焼失し祖母は痴呆が出はじめて長男夫婦の私の父母に引き取られた。 

祖母を介護しきれなくなって特養に入った時も 
「長男が面倒みないなんて!」と文句は言うもののろくに見舞いにも来ず 
私が「金も返さず手も出さないなら口出すな!」と怒ったほどだった。


572: 571 2009/10/05(月) 21:25:25
そんな叔父が豹変したのは今から7年前、
父がガンで亡くなった時。

父は私に「お前は女だが長男家の長女だ。
ばあちゃんのことなど後々のことはあいつを頼るな。
ばあちゃんの最期まで困らんだけの金はあると思うが油断はするな。すまんが後を頼む。」
そう言い遺して亡くなった。

前々から身内の冠婚葬祭ではやたら張り切って、
父に怒られるぐらいお調子者の叔父がどれだけ父の葬儀や
後々のことに口を出してくるかと母とゲンナリしていたところ
駆けつけた叔父は父に取りすがって「兄貴!兄貴!」男泣きに泣いた。

通夜が明けて叔父は久しぶりに集まる親戚が
「あれは誰じゃ?」と私に聞くほど顔つきや感じまでが変わっていた。
母を立てて出しゃばるでなく気を遣い、
葬儀が無事滞りなく済んだのは叔父がいてくれたからだと本当に思った。

不思議なことに父の四十九日、一回忌過ぎてもそれが続いて何かと心遣いがあり
今までろくに顔も見せなかった特養の祖母もよく見舞うようになった。
自分もわからなくなった祖母に会って叔父は泣いていたらしい。
ところで父が言い遺したにもかかわらず父が亡くなった以上、
祖母に関わること年金その他は孫の私よりも叔父が第一責任者になってしまい
何かと危ぶんでいたところがその必要はなく
何くれと私や祖母の世話をしてきた母の同意を得るようにしてくれる。
父に遅れて2年足らずで祖母が亡くなった時も葬儀万事叔父に任せて何事もなく、
むしろ親戚中が感心するほど良い葬儀だったと思う。

573: 571 2009/10/05(月) 21:41:51
長くなってすみません

父実家には祖父母の代で神・仏2つの宗教が祀られていて、
それも残った問題になっていたのを叔父がちゃんと始末をつけて
仏教に一本化されて無事解決し、後々は自分が守っていくと言ってくれた。
叔父には2人息子がいて女の私(女の子連れ出戻り)は気にしなくてもいいと
義姉さん(私母)だけを大事にしろと言ってくれて涙が出た。

ただ心配なことが1つ、この叔父の逆はっちゃけ?が
叔父嫁である叔母にはかなり迷惑だったはずなこと。
叔母は叔父に呆れ果ててからキリスト教を信心していたんだけど
長男兄や母親を失ってから実家のお墓やら宗教やらを受け継いだ叔父と
うまくやってくれるのだろうかと気になったりする。

575: 名無しさん@HOME 2009/10/05(月) 22:05:42
はっちゃけじゃなくて、単に叔父がヲーターしただけのような…

577: 名無しさん@HOME 2009/10/05(月) 22:32:47
放蕩息子がしっかり者の兄を亡くして目が覚めたって事だよね。

妻=キリスト教、夫=実家の墓(仏教の)を守らなきゃ、って事?
それは心配しなくても大丈夫じゃないかな。
叔父も入信するからどうしてもって時には姪にお願いするだろうし。

578: 名無しさん@HOME 2009/10/05(月) 23:11:30
まあ、いいはっちゃけだったということで。
または叔母にとって夫がはっちゃけたということでも。

580: 名無しさん@HOME 2009/10/05(月) 23:36:13
「俺が!俺が!」のはっちゃけではなく
「どーぞ、どーぞ」だったのね。

ダチョウ思い出した




引用元: 【やっと】豹変次男はっちゃけ病9【俺のターン!】