129: 名無しの心子知らず 2009/07/25(土) 01:02:46 ID:lXu/mIgP
「過去のことだ」とようやく思えるようになったので投下。 
長文です。 

A母=私。人情溢れる都会の下町住まい。幼稚園男児(A男)持ち専業。 
B母=近所に住む、A男と同じ幼稚園の男児(B男b男)ふたり持ち。大学病院に勤める女医さん。 
C母=近所に住む、A男と同じ幼稚園の女児(C子)ひとり持ち。専業。
パチカス(事実)ホスト通い(噂)など、あまり評判がよくない。 
私以外はふたりとも、実家も近くてこの街に住んで長いチャキチャキの関西人。 

いつも忙しいB母が、久し振りにちょっと長めの休暇
(といっても一週間足らず)を取ったというのでお呼ばれして遊びに行った。


明るくて穏和、街の人からも幼稚園ママたちからも園児からも人気者のB母の家には
いろんな人が入れ代わり立ち代わりで、ちょっとしたパーティ状態。
海外暮らしの経験もあって、そういった雰囲気が大好きなB母はとても楽しそうで、
夕方近くになってようやくお開き。
一番近いし、一番長くいたしと残った私とB母で後片付けをしていると、
突然C母とC子がやってきた。

C子は引っ込み思案の優しい子だが、C母が町中の鼻つまみ者。
呼んでもないのにお茶の時間に誰かの家に皆集まっていると聞きつけては押しかけて
茶菓子やお茶どころか夕飯、明日の朝ごはんのおかずまで持ち帰ろうとするのは日常茶飯事。
C子が幼稚園に上がって交友範囲(というか顔を知っている人の数)が増えて
トラブルも増えてから、皆が警戒し始めたからかこの頃は集まりの終わりを狙って
おこぼれをかっさらおうとすることが多かったような気がする。

この日も「なんで私も呼んでくれんの!C子だけ仲間はずれとかかわいそう!
お菓子とか私の分早くちょうだい、あと薬。お腹痛いとか言い出して〜」
と言いながら入ってこようとしたんだけれど、
引き摺られるようにして引っ張り込まれたC子の顔を見てあぜん。

顔色が尋常じゃなかった。
土気色を通り越して、黄色がかった白い異常な色だった。
素人目に見ても絶対におかしい色。
喉をヒューヒュー鳴らして、どうやら痛くて泣きたいらしいけれど、
その体力もないのか泣けないほど痛いのか、とにかく異常。

130: 名無しの心子知らず 2009/07/25(土) 01:04:20 ID:lXu/mIgP
人形のようにぐったりしているC子を見て、B母も驚いた顔をしたけれど
すぐに「C子ちゃん、おなかいたい?ごろっと寝てみようか。おばちゃんがお腹触るよ〜」
と言って、C子のお腹に触れながら私に「救急車、早く!」と耳打ち。
それを聞いたC母が急に発狂。
「早く薬くれって言うてるやん!」「持ってるんやろ、薬!」
「そんくらいで救急車とか頭おかしいん違う!?」
「病院はタダとちゃうんよ!?」と喚きたてる。

B母は「盲腸。相当炎症が進んでる」
「C子ちゃんいつから痛いって?」と聞いたきり一切C母を無視。
C子のお腹を触ったり、脈をはかったり?呼びかけたり、
いつから痛いのか聞いたりしているB母の横で、C母がこう言った。
「なんや〜よかった、盲腸か〜!そんなら手術して?」

私絶句。B母も多分あぜんとしたと思う。
その間も「早くしてよ、手遅れになったらどうすんの!」
「あんなんメスと針と糸があったら出来るやろ!」
「まさか出来んの〜?医者のくせに!アホ!」などと喚く喚く。
C母の声と、しばらくしてやってきた救急車でマンションの廊下や入り口に人が集まり始めた。
B母は救急の人に、病状?や自分が何者であるかなどを話して
「B男b男、町内会長おじちゃんの言うこと聞いて待っとりよ!」と言って乗り込んだ。
乗ろうとしないC母を無理矢理自治会長さんが救急車に詰め込み、
皆で連絡を待つこと1時間ちょっと。
B母からの連絡によると、C子は急性盲腸炎だったらしい。
既に「いわゆる、ただの盲腸」では済まされないところまできていたけれど、
「命が危ない」というほどでもないとのこと。

131: 名無しの心子知らず 2009/07/25(土) 01:05:25 ID:OZ5IqOa6
しえん

133: 名無しの心子知らず 2009/07/25(土) 01:07:06 ID:lXu/mIgP
--ここから伝聞--

「C母の様子だと、C父に伝えないことも考えられる」と自治会長さんが
C家の前で待っていると、やっぱりC父普通に帰宅。
事情を話してすぐに一緒にC子のいる病院へ。
C父は「何やってんねんお前は!!それでも母親か!」と真っ先にC母を怒鳴りつけたらしい。

どうやら、前日の夜からC子が腹痛を訴えていたが、
C母が「子供の腹痛はすぐに治る」と言いそれまでにも何度かそういうこともあり、
夜の時点ではそれほど深刻に痛がってもいなかったために
C母はC父から「明日連れて行くから病院代」と言って金をせしめていたらしい。

当然病院には連れて行かず、B母の持っている薬をあてにして来たとのこと。
挙句、C母は「B母が悪いんやろ!盲腸とか入院するし、タダとちゃうねんで!」
「B母がさっさと手術しとったらこんなことにならんかったのに!」
「入院費30万(そんなにかからんだろう…)、あんたが出して!」と言い出す始末。
そこでずっと黙っていたB母、
「お前、子の前で親怒鳴るんは可哀想やから黙っとったけど、ええ加減にせえや!
言うとくけどな、お前のやったんは虐待やぞ。
……まあええわ、私が怒らんでも警察と児童相談所と裁判所が思い切り怒ってくれるやろ」
と、最後は淡々と言って、C子の手術が終わって命に別状がないことを確認して帰ってきたらしい。
C母はそれ以降「金を出せ!!」「お前のせいだ!」「お前が悪い!」とギャン泣き。


C母が具体的にどうなったかは知らない。噂はいろいろあるけど。
C父母は離婚した。
C父の実家に引越しはしたものの、C子は今も同じ学区で、A男B男b男たちの友達だ。
「パパが遠くへ引越しするって言うたけど、
C子はお友達も幼稚園も好きだからしたくないって言うたんよ」
「(盲腸になったときのことは)痛くて、病院にいた間はずっと眠くて、あんまり覚えてない」と
最近C子に言われてやっと過去のことだと思えるようになった話。当
時はあんな母親がいるのか!?とショックで、私まで落ち込んでいた…。

手術シテクレクレなんて斜め上すぎだ。
世の中本当に汚い人間はいる。

138: 名無しの心子知らず 2009/07/25(土) 01:14:35 ID:L29bVMAg

引用元: ★発見!せこいケチケチママ その221★