901: 1/8 2009/11/04(水) 05:03:53 ID:TgnoNbqBO
眠れないので書いてみました。長い上に最後すっきりしない話です…
携帯からなので改行おかしかったら申し訳ないです。

池男…24歳、劇団を主宰。イケメン、旧家のボンボン。
真子…21歳、池男の劇団に所属。真面目で男性経験ゼロ。
私子…18歳、池男の劇団に所属。

私子は面倒見がよくイケメンな池男に恋し、頑張ってアプローチしていた。
しかしながら池男の方針で劇団内恋愛は禁止されていたため、
私子の気持ちを知りながらも池男はあくまで主宰と劇団員として対応していた。
余計に盛り上がった私子は、同じ劇団員である真子に気持ちを打ち明けた。
すると、真子も池男のことが好きであることが判明。
ここで女同士のバトル勃発!…とはならず、お互い仲が良かったため、
叶わぬ恋心を二人で打ち明け合い、妙な連帯感で更に仲良くなった。




902: 2/8 2009/11/04(水) 05:06:11 ID:TgnoNbqBO
それから2年後。
私子には彼氏ができ、池男のことはなんとも思っていなかった。
しかし、なぜだか池男から個人的に誘いの連絡が来ることが増え、
その内容も「泊まりにおいで」「かわいがるよ」など、日に日にキモいものに。
劇団内の立場もあるのでハッキリ不快感を示すこともできず、適当にかわしていた。

そんなある日、久しぶりに真子から電話が来た。
おっ、嬉しいなー。と思ったらいきなり泣きながら話し始めた。

903: 3/8 2009/11/04(水) 05:08:36 ID:TgnoNbqBO
要約すると、
・真子と池男は2年前から付き合っていて、最近池男が浮気している。
・池男の携帯を見た。送受信は消されていたが予測変換で内容はわかった。
・あんたが相手でしょ!
とのことだった。
日頃の池男のキチメールでうんざりしていた私子。
腹立ちながらも、とりあえず落ち着いてもらい、身の潔白を説明。
真子は信じてくれ、ついでに私子の助言を受け入れ、
池男に別れ話をすることを決意した。

904: 4/8 2009/11/04(水) 05:12:27 ID:TgnoNbqBO
真子から後日聞いた池男の話はこうだ。
・私子から言い寄ってきた!←2年前にな。
・私子はそういうところ(男好きなところ)があるから…←失礼なw
・私子は自分を好きだから別れさせようと嘘をついている!←すごいなw
と、始終私子がビッチなのが悪いという意見。
さすがに真子は信じなかったが、
池男のその必死さに心打たれ、別れないことにした、と。
何もかもに引いた私子は「そっか^^」とだけ言って関わらないことにした。
幸い、劇団での活動中は池男も真子も完全に割り切っていたので、
まぁ一線引いてりゃ害は無いかと判断し、そのまま活動。
もうこの二人に関わることは無いと思っていた。
のだが…

905: 5/8 2009/11/04(水) 05:15:07 ID:TgnoNbqBO
1年後劇団内で金銭トラブルが起き、もう面倒なので私子は劇団を去ることにした。
真子も元々近いうちに辞める予定だったので、
池男とは別れたのだろうなと思っていた。
そしてある日、真子に借りていた道具を返しに真子宅に行った。

そろそろ帰ろうかと思った時、誰かが玄関で騒いでいる声がした。
池男だった。真子母の制止を無視し、真子の部屋へ。

そして座っていた真子の腹を蹴った。
もう何がなんだかわからず、池男ってこんなにハゲてたっけ?とか思ったのを覚えてる。

910: 6 2009/11/04(水) 06:00:07 ID:REg6+HbrO
すみません、さるさん規制が…取り急ぎ別携帯から書き込みます。

パニクりつつも、真子をかばう私子、ファビョる池男。
「この嘘つきが」「俺を破滅させる気か」
「お前(私子)が入れ知恵したのかっ」とか言ってた。
真子は腹を押さえつつ静かに泣いていた。
あぁ、なるほど…と私子はやっと事態を把握した。
と同時に、「救急車っ」と叫んだ。
部屋の入り口で固まっていた真子母が電話に走ったが、池男が先に電話を壊した。
二人が叫び合っていたがもはや言葉になってなかった。
携帯電話の存在を思い出した私子、その隙に電話。「救急車呼びましたっ」と私子が叫ぶと、なぜか一目散に逃げ出す池男。
真子から離れるわけにもいかず追いかけなかった。真子がポツポツと話しだした。

911: 7/8 2009/11/04(水) 06:04:45 ID:REg6+HbrO
池男とはずっと付き合いがあり、妊娠した。
妊娠を打ち明けるとおろせと言われ、一度は承諾したがおろす決意ができなかった。
すっかりおろしたものだと思っている池男とは相変わらず付き合いがあったが
耐えられず、劇団をやめ一人で出産することを決めた。
結婚しろとは言わないから、認知だけでもしてくれないかと池男に言った。
ファビョった池男が襲撃、という流れだった。

思えば細身な真子にしては最近腹が出てきているなとは思っていたが…
まさか妊娠していたとは思わなかった。なんかもう、いろんな感情が混ざって何も言えなかった。

913: 8/8 2009/11/04(水) 06:09:48 ID:REg6+HbrO
その後、池男は体裁のため、結婚はもちろん認知もしないと拒否。
当然真子親は激怒、池男実家に乗り込むも、完全に池男に洗脳されており話にならない。
そんなことをしている間に真子は出産。あろうことかその後も池男との恋愛関係は続いていた。
「池男が好きだから迷惑かけたくない、もうこのままでいい」と抜かす真子。
正直もううんざりしていたが、子供のことを思うと知らん顔もできず、
1年前に「そっか^^」でスルーしたことに責任を感じて私子は説得を続けた。
そんな真子に真子親は呆れ果て、金銭的支援だけはして絶縁。
1年に渡る私子の説得も虚しく、真子は動かなかった。
これは病気だ、第三者の私子にこれ以上できることは無いと思い諦めて縁を切った…

その数年後、池男と真子は結婚するようだと風の噂で聞いたけど、
結局どうなったかはわかりません。最後もやっとして申し訳ないです。

914: 恋人は名無しさん 2009/11/04(水) 06:15:06 ID:U4CBuWnR0
おつです。
お腹を蹴るなんて最低だ・・・
こんな人間がいるのかとかなしくなる

引用元: ◇修羅場◇part88