引用元: 百年の恋も冷めた瞬間 Open 12年目



591: 名無しさん@おーぷん 23/10/21(土) 15:49:27 ID:DZ.5c.L1
すごく長い話だけど、まずは前半部分。
彼の実家に招待されて夕食をご馳走になった。
まだ婚約とかそういうのはなくて、彼女として紹介されただけ。
食事は治部煮、粕汁、根菜のキンピラ、あとはアジの干物をほぐして大根おろしで和えたのとか
とにかく手の込んだ料理が並んでて食卓を見た時すごく感動したのね。すごい!美味しそう!って。
いまだに献立覚えてる。それぐらい豪華だった。
でもそれを見て彼が「なんだよー、彼女が来たのに汚ねぇ色だな~」って言ったの。
「もっとオシャレな料理できねーのかよ」とも。
笑いながら冗談っぽい言い方ではあったけど、なんかムカついた。
で、全員揃って食事になったんだけど、彼父も彼も妹さんも同じような態度。
「よそのお嬢さんに食べてもらうような食事じゃないな」(彼父)
「うん、なんかみすぼらしいよね」(妹さん)
「だろ?俺もさっき言ったんだよ」(彼)
お母さんはずっとニコニコしてたけど、食事中も
「(粕汁に)なんだ里芋入ってないのか。忘れたのか?」とか「キンピラの味が薄い」とか
文句ばっかり言ってたのがすごく不愉快だった。
どれも本当に美味しかったのに。
で、そのあと帰るときに彼に話をしたのね。
私んちでは「作って貰ったものに文句言うな。文句があるなら自分で作れ」って
小さい頃から父親からいつも言われて育ったから信じられない、いつもあんななの?って。
彼君もお父さんも妹さんも、当たり前のように文句言ってたけど
今日並んでた料理ってどれもとても手が込んでて、きっとすごく時間かけて作ってくれてたのに
あんな言い方ないと思うって。
彼は彼で自分の家庭を否定されたことに怒っちゃって、
「何いい子ぶってんの?自分ちとは育ちが違いますってか?」とか言われて
結局それで喧嘩になってお別れ。
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